時計の罠

測定するのに各種ソフトを使うわけですが、市販ソフトはまだ良いとしても

注意しなければいけないのが社内流通ソフトです。

本職がソフトでない先輩エンジニアがその場しのぎで作った(書いてて耳が痛い)ソフトが意外と長生きして使われていたりします。

昔、VB6で作られたソフトで連続試験のデータを3日ほど取って

エクセルで横軸:時間、縦軸:測定値の散布図を書かせていたんです。

時間はソフトが測定開始ボタンを押してからの経過時間が出力される形式だったのですが

2日以降の所で経過時間が0にリセットされ、散布図がぐちゃぐちゃになりました。

その場は、手作業で無理矢理時刻を修正して事なきを得ましたが

元は測定ソフトの時刻処理実装に起因したバグなので修正しようとしたら

案の定スパゲッティコードになっていて、時刻処理を直しただけのはずなのに

時刻と関係ないバグが表面化して、心折れ、諦めました。

VB6とか使われている所では2015年の今でも使われているのでご注意を。